前の記事の冒頭で触れた三厩行について書いてみます(・∀・)
目的地は三厩。愛用のライトマップル青森県道路地図で目安となるものを調べると、青函トンネル入口公園というのと義経寺(義経北行伝説の地)というのがあったのでこれに設定し、ルートは青函トンネル入口公園→義経寺に決めて、義経寺まで行ったら戻りに入ろうと考えました。
青森市からそこに至るルートについては、蟹田からが分岐。
蟹田から西方向とそのまま北方向。
迷ったんですけど、蟹田から西方向のルートを取る事にしました。
マップルは赤字で名所旧跡や特産品を地図中に散らしていて、そういう情報というのは初めてそこに行く者にとっては目標物になるため、良いですね。まあほとんどの会社でもそういう事をやってるのかも知れないけど・・・。
ただ中心部とかの建物の情報が意外と古く、もう無い建物がまだ載っていたりする。発行年月日に照らしてもこの情報化時代という事を考えれば、もっとこまめに最新の情報に更新して欲しい、と思う。
さて朝8時くらいに出発(ほんとはもっと早く出るつもりだったのだけれど)、まずは沖館のサンクスでパンを3つほど購入。事前に調べてみたら今回は120km以上の行程になるので、食料を更に油川にある弁当屋さんでおにぎりを調達して行こうかなと思って覗いてみるもまだ9時前で準備中><
20分くらいまだ時間があったので断念して先へ進む事にしました。飲み物だけ自販機で購入。
蟹田までは、国道280号線のバイパス。2010年11月に、蓬田の温泉の所から蟹田までの区間が開通して、信号なしの一本道で行けるようになりました(・∀・)。
自転車にとっても、蟹田までどう行くか?で選択肢が増え、道路幅もまずまずあるのでありがたいんだけれど、道路脇に砂利が溜まりがちな感じで、ロードバイクやクロスバイクなんかのタイヤだとちょっと面倒な路面状況かも知れない。
あちこち青森市周辺の道路を自転車で走っているけど、青森市に最も適している自転車はなにかと考えてみたら、自分は今の所マウンテンバイクだと結論しています。
道路脇の砂利だったり、デコボコだったり、段差が多く大きかったり・・・。
都会のようなどこまで行ってもアスファルトみたいな環境下ならロードとかクロスとかが良いんだろうけど(人が多かったり道路が狭いという問題はあるけど)、青森市の場合はマウンテンが良いと思う。自分は持ってないのでいずれ欲しい。チラッと目にした情報では、サスペンション付きのものを買うんなら、ちゃんとした物を買わないと邪魔になるだけだとか何とか。
まあそうやって選ぶ楽しみも買い物にはある訳ですな(・∀・)。
閑話休題。
そんなこんなで蟹田のバイパス終点を左へ。少し行くと外ヶ浜町役場の付近に出ます。そこの川沿いの空地でパン1個消化。地図を見ながら行く道を確認します。
警察署の信号の所で西方向に伸びる県道12号鰺ヶ沢蟹田線に乗ります。
最初はちょっと厳しい幅の道路が続きますが、間もなく余裕のある道路状況に。
ずーっと田んぼが広がる地区を進むと大平(おおだい)という所に差しかかります。ここには遺跡がありました。その地区から、今度は北へ伸びる県道14号今別蟹田線が分岐しています。これに乗ります。
県道14号線のヘキサ。見ての通り道路幅には余裕があるほうです。交通量は想像していたのよりも少なかった。
登りはそこまできつい区間はありません。
きつい区間とか書きましたけど、自転車はその人の脚力次第なので、同じ勾配の坂でも人によってきついとかラクだとか違ってくる訳ですよね。
青森市には競輪場があって、たまに街道練習をしている競輪選手を見かけますが、そういう人達や趣味でロードレースなんかに出てる人だと、勾配5~8%くらいの坂は軽いんだと思います。でもごく一般的な脚力と持久力の人ならば、ここまで来るのも大変だと思います。自分も昔は蓬田や平内町まで往復するだけでいっぱいでした。
写真は無いのですが、ここから本線を更に進んで行くと、左手に大平岩木山神社がありました。 急な階段を登って行く神社でした。
今別町に到着。 直線路。実際は写真よりも直線路感がしました。
青函トンネル入口公園。北海道方面のトンネルです。隧道(ずいどう)と書いてあります。手前側にもトンネルがあって、列車が出てきてまた入って行くというのでカメラスポットでもあるようです。この日も写真を撮ってる人がいました。
少しここでパンを食べて休んでいる間にも2本くらい、特急が通過していきました。
そういや青森市の小学校は全部そうなってるのかわからないけど、自分の小学校の修学旅行は函館で、その時ここを通ったはずなんだなあ・・・。でも列車の中ではトランプだのゲームだのやってたはずだから覚えてないな。
ここに来る前に、眺海の森ウッドパークという所に寄ってきたのですが、この辺はマムシが出るのかマムシ注意の看板があってドキリとしました。それは青函トンネル公園にもありました。
目的地の義経寺の辺りです。これは厩石というものを写したものです。ちなみに自分の写真は完全に素人レベルなのでうまく全体を撮れてませんねw それでも自分なりに色々角度とか変えてみて撮ったのですが、ま、こんなものでしょう。
近くには義経伝説を解説する看板がありました。とりあえずこの日ここに来て、三厩という地名は、義経が荒天で海を渡れずに困り祈りを捧げると、ここに三頭の馬が繋がれていたという事から由来したものだという知識を得ました。やっぱり足で稼ぐ知識のほうが身につきやすいです。よかった。
義経寺の階段から。下の厩石の説明を見ていた時、近くに観光客と思われる夫婦もいたのですが、その時自転車に乗った何かの職人のような格好をした人が通りすがりに「写真を撮るなら義経寺からの眺めがいいよ~」みたいな事を独り言のように言って去って行きました。その教えに従って登ってみたのですが、いやはや良い眺めでした(・∀・)
同じく義経寺より三厩湾を望む。
義経寺をあとにし、戻りに入りました。とにかく三厩の海は奇麗で、おだやかでした。津軽海峡に面している所だから風が強く時化る日も少なくないんでしょうが、この日の三厩湾はおだやかだった。
一日、海でボーっとしていいよ、と言われたらここに来たいと思いました(´ω`)
ここは高野崎だったと思います。北海道を臨む。大きな自然がありますねー。
ここから少し進むと赤根沢の赤岩というものがありました。
奥のほうにも道が続いていて、そっちに赤岩を産出する所があるんだと思って進んで行くとそういものは見当たらず、代わりに閉校した開智小学校という学校がありました。
「我らの校舎 碑となれども 開智の魂永遠に育まん」
とこんな感じの文の石碑が建っていて、その言葉に少し感動しました。
ザァァァァァァァァァ・・・・・ と道の両側の木々が音を立てるなか、当時の小学生たちはこの細く長い坂道を歩いて通ってたんだなあ・・・。
ガス欠気味だったので、坂の始まりまで戻り三厩のコンビニで調達した弁当などを食べて休憩・・・。
このあとは平舘を通過し、途中蟹田の観瀾山公園で休息、何とか市内まで戻る事ができました。
戻りの行程を振り返ると、行きの県道14号の区間には無いきつい勾配の箇所もいくつかありました。朝食をじゅうぶんに摂って来なかったのもあって、行きで疲れ果て、帰りはかなりしんどかったです。今度から100kmを超える行程では楽なほうの自転車にしよう、と思わせられました。
試しに動画をアップ。三厩湾 ※音が出るので音量に注意してください
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