2014年8月15日金曜日

合子沢記念公園編


こんにちは。今回は青森市にあります合子沢(ごうしざわ)記念公園です。


青森市の公園と言えばまず、合浦公園を思い浮かべる人が最も多いのではないでしょうか。
その他には野木和公園とか青い海公園、青い森公園、自分の家の近くにある公園などでしょう。


合子沢記念公園って知らないよ、という人も多いと思います。
それもそのはず、街中や住宅地ではなく、雲谷方面にある公園なのです。


合子沢記念公園は、1997年9月28日の第21回全国育樹祭の会場として整備された丘陵公園で、スギ、アカマツ、ミズナラ、コナラなどを中心とした木々や貴重な草花があり、また公園区域内にはニホンカモシカ、キツネ、タヌキなどの野生動物、トビやハヤブサなど約27種の野鳥が生息しているそうです。


しかし動植物に疎いわたくしは、どれがミズナラでどれがコナラなのかなどがわかりません。(・∀・;)
まあしかし、場所が場所なだけに自然いっぱいという事ですね。


さて合子沢記念公園へのアクセスですが、国道103号線の雲谷スキー場付近から折れるルートと、市道を登って行くルートがあると思われます。


今回私が採用したのは青森公立大学付近から折れ、市道を登って行くルートです。
いつかの記事にも書きましたが、このルートはシティ車で挑戦したものの途中で脚がいっぱいになり敗退したルートです。


本来なら再度シティ車による走破に挑戦すべきですが、いかんせんもう20年選手近い私のシティ号はあちこち修理が必要な状態にあり、ドック入りしております。
という訳で、今回は七里長浜編に登場したクロス号で行って参りました。


とにかく前に進む力に優れていてシティ車よりは相当楽なはずなので、クロスで足を着く訳にはいきません。
とはいえ最近自転車行をサボりがちになっているわたくしは、青森空港旧道から浪岡までふははははははと言いながら抜けていた頃よりも相当脚力が落ちているのは否めません。
もしクロスでもしんどくなって登り切れず、足を着いたとなればショックを受ける事でしょう・・・。
それくらいの脚力しかないなら何も自転車に乗らないで車や自動二輪で行けばいいじゃない、という事にもなりそうですが、否!


自転車で行くのです。(`・ω・)
副題がそうだし・・・。


と、前置きを並べた所で、さあ、出発しましょう。












ここは国道103号線の青森公立大学へ向かう道路です。
公立大学生は左手にある勾配のきつい道路よりも、勾配が緩やかなこっちの方を通ってる人が多いでしょうね。
合子沢記念公園へは、この103号を直進して雲谷スキー場付近の岩木山展望所の所から折れて行く事もできますが、今回は大学の手前にある分岐で折れるルートを選択します。以前、八甲田牧場に行った時のルートと重複します。











この先の信号で左手から来る急勾配のルートと合流しますが、その手前に右に折れる分岐があります。













分岐に入った所です。ここから先の区間の雪が溶けるのは毎年いつ頃なんだろうか。












進んで行くと左右の分岐。ここを左へ。












曲がるとすぐこの分岐。右なら八甲田憩いの牧場方面へ。今回は直進です。











真っすぐ進みます。少しお腹が減ってきていたので、坂に差しかかる前に止まって補給食といきたい所です。











田んぼの所でストップ。エネルギー補給にします。
今日は青森市住まいの人なら知っている人も多いであろう、浅草焼です!
市内だと古川、三内霊園付近、小柳のサンワドーそば、浦町中学校そば、青森中央高校付近に店舗があります。
今は弘前市と黒石市にもお店ができたんですね~。知らなかった。











おやきは粒あん・白あん・クリーム・二色(粒あん+クリーム、粒あん+豆乳)、チョコ、豆乳、抹茶あずきの種類があり、このうち豆乳・抹茶あずきは浦町中そばのお店でしか扱っていない模様。
チョコも浦町中そばと中央高校付近と弘前駅前店のみの取り扱いみたいです(2014年7月時点)。
この他にあんまきやフライボール、そば団子、また粒あんとこしあんの販売(500g、1kg)も行っています。

今回は浦町中そばの店舗で購入してきたのですが、小豆煮出し汁入りのソフトクリームも売っていました。
ソフトクリームにあずきを乗せたあずきサンデーがあり、これが実においしそうだった(・∀・)。










粒あんをパクリ。
うまい。安くてうまい。あずきの味もしっかりしている。
おやき10個と初めて見たもちもちおやきなるものを1個買って800円くらいでした。
自分は粒あんとチョコが好きです。











田んぼを見ながらチョコをパクリ。
うまい。











おやき3つと水分を補給して出発。合子沢1号橋を通過。











こんな感じの道が続きます。交通量はかなり少ないです。












合子沢2号橋。












合子沢川。












合子沢3号橋。ここからいよいよ本格的な登りが始まります。











登り勾配10%。
自分の場合、シティ車だと当然立ち漕ぎになりますがクロスはシッティングでも進んで行けます。
それだけ、車体性能の差があるという事です。











登れ登れ!坂バカ!(私は坂バカや坂マニアではありません。)











カーブを曲がった先に長い登りが見えるというのはきつい。シティ号で敗退した時はこの辺りで力尽きたと思います。











三叉路が見えてくればゴール。結局クロスでも結構しんどかったですが、何とか登り切りました。
この写真で直進は国道103号方面、右折は合子沢記念公園方面です。
ここを真っすぐ行った事がないので、直進します。直進しても、合子沢記念公園に行けるようになっています。










林道案内図の立て看板。











登り勾配9.6%。
う、うん、細かいな。










11%。











ふぃ~~~、分岐です。直進が国道103号へ、右折が合子沢記念公園へ続く道です。
つまり、合子沢記念公園は環状道路になっている訳ですね。











合子沢記念公園方面を向いたもの。











途中、道路脇にいくつか自然観察路の入口がある。












道なりに進んで行くと、右手に野鳥観察施設の建物があります。なかなか立派な建物です。
ここの2階から野鳥を観察できるらしい。
青森市のHPによると、合子沢記念公園の開園期間は4月29日~11月15日の午前9時~午後5時までとなっているので、野鳥観察施設も同様と思われるので訪れる方は時間に注意して下さい。











どうやら野鳥観察施設辺りが峠のようで、下りに入りました。下り勾配12%。逆から来てたらきつかったろうな~~。
この合子沢記念公園環状道路は、高校総体などの自転車競技の会場にもなったりしているみたいです。普通に走ってもしんどいのに、更にタイムを競うなんて、やっぱり自転車部の人は脚力が違うという事でしょう。










合子沢記念公園の園内が見えてきました。(・∀・)一見ゴルフコースのような雰囲気です。











熊出没 注意!! ここ合子沢記念公園周辺には熊が出るようです。











公園の向かいには駐車場があります。しかし車止めがランダムな配置になっています。
はて何でだろう、こんなんじゃ駐車しにくいのでは、と思って少し考えていたら、路面のタイヤ跡を見てわかりました。

恐らくこれはこの駐車場でドリフト等をしていた車対策なのでしょう。ここまで対策されたという事は、そっち方面では結構有名なスポットになっていたのかも知れませんね。
そういえば以前この公園に来た時、改造マフラー車みたいな車がこの環状道路をウロウロしていた事があったっけ。しかしせっかくの自然公園にああいう騒音が入り込むと台無しです。

そういえば七里長浜編で県道2号を通った時も、路面にドリフトの黒いタイヤ跡がびっしり着いた箇所があって汚いなあ、と思ったのですが、ああいうのは結局、他人の物だから汚しても平気な訳だと思うんですよね。

今でも時々学校の窓ガラスが割られたり、公衆トイレの便器や扉が破壊されて器物損壊容疑で捜査というニュースを見かけるけど、犯人を捕まえて罰金を取って終わりにするんじゃなくて、現状回復も義務づければいいと思うんです。
窓ガラスを割ったら窓ガラスを自分で嵌めて直す、公衆トイレの壁壊したら自分で補修したり新しい物と交換させる。
自分の物じゃないから壊すんです。そこを逆手に取る、現状回復の義務化が効果的だと思います。

もちろん窓ガラスにしてもトイレの扉にしても、ある程度専門的な技術が必要になるので、それぞれの専門家に立ち会ってもらって直す。でも直すのはあくまで壊した本人。
そうすれば今度はその窓ガラスなりトイレの扉はある意味自分が作った扉という事になるので、それをまた壊そうと思う人は相当減ると思うんですね。

ドリフトのタイヤ跡も同じで、犯人を捕まえたらドリフト自体の危険運転や迷惑行為とは別に、タイヤ跡の汚れは本人に消させればいい。
夏場の炎天下や冬の雪が降る前の寒い時期などは消す作業も大変だから、もうやりたくないなと思うんじゃないでしょうか。












閑話休題。
これは同じく駐車場の路面ですが、よく見ると緑色の物体があちこちに・・・。
大群のイナゴかバッタが、路面に群がっているのです。
自分が自転車で進むのに合わせてそれを避けようとして一斉に動くので、ザアアアア、ザアアアア、という音がするのでした。(・∀・;)
そうかそうか、今の季節ここはあなた方のテリトリーだったか、という事で、踏んでしまわないようにソロソロと退散。











ちなみに駐車場にはトイレがあります。しかし私が入った時は男子小用トイレ3基のうち2基が修理中だか故障中のため使用不可、残る1基には大型のクモがトイレの底に居座っており、まさかそこに小を引っかけるというのも気が進まず、実質全滅でした。
入り口にはスズメバチに注意等の注意書きがあり、どうもゆっくり用を足せそうな感じはしませんでした。(・∀・;)











合子沢記念公園に入りました。
蛇口の水は飲めないそうです。周囲には自動販売機がないので、もしかすると野鳥観察施設内にあるかも知れませんが未確認なので、飲み物はあらかじめ十分な量を持ってきた方が良いです。
またバーベキューも禁止みたいです。











山の手方面。広いですね~~~。きれいで見晴らしのいい公園です。











園内に自然観察路への入り口があります。











森の中を歩ける道。ちょっと行ってみましたが、色々分岐があって、私はさっきの野鳥観察施設の方に出ました。結構長い道ですよ。











自然観察路から戻ると、木の下に置いていたカバンが引っくり返されていた。
どうやらカラスの仕業らしい。カバンに入れていた飴玉の包みをはがして持って行く事だけに成功したようで、ガムはそのままだった。

カラスは引き算ができるらしい。
4人いるテントから、1人ずつ外に出ると3人出た時点ではテントに近寄らなかったが、最後の1人が外に出ると、カラスはテントに近寄って行ったという。

ピクニックなどで来る人は、食料の保管にも注意して下さい。













浅草焼のもちもち焼き。うん、もちもちの食感でした。うまい。












芝生に寝そべって、空を見る。












そろそろ夕暮れだ。











ここにはここの時間が流れていて、一年が過ぎてゆく。












さて、そろそろ帰ろうか。












しかし、こういう所にいると、人の名字がどうやって出来ていったかがよく理解できる。
ここでいきなり、じゃあ皆さん、自分の住む所を決めて下さい、となったとしたら、かなりの人がまず木の下を選ぶだろう。
そうなれば、木下さんや大木さんができあがる。また、木には色々な種類があるから、杉下さんや松下さん、松木さんができるだろう。
広い開けた所の真ん中辺りに落ち着けば、中原さんという事になる。


そんな事を一人で納得しながら、木下さんだったわたくしは帰路についたのでありました。












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